先月、某コーチングスクールで心の基盤クラスを受講してみました。
これがですね、思った以上に面白かったのですよ。
私たちは自分の内側でのコミュニケーション(自分で自分に問いかけるなど心の声ともいえるのかも?)と外側でのコミュニケーションがあります。私たちの行動(外側でのコミュニケーション)には内側のコミュニケーションが強く影響するため外側のコミュニケーションを変えたければ、自分の内側のコミュニケーションを変える必要があります。
って書くと、なんだかコミュニケーションがいっぱい出てきて、呪文のようですww
例を挙げて考えていましょう。 たとえば、めちゃくちゃ仕事が忙しい時に、上司に「asaさん、新たなプロジェクトの担当お願いできる?」と言われたとします。
心の内側で何が起きるでしょう?
①こんな忙しいときにさらなる仕事を依頼するなんて!!わたしの今の状況分かってくれているはずなのに、なぜに私に?? 私のこと、ちゃんと見ててくれていないのかな?(以下、永遠につぶやきが続く‥(笑) )
②私も忙しいけど上司はもっと忙しいのだろうな。 わたしもできる限り協力して、良い結果が出せるように頑張ろう!
あなたは①と②どちらが多いですか?
私はですね、①が多いです・・・人間がなかなかできていなくて、ついそんなことを思ってしまいます。 ただ、上司と関係性が密な場合、②が多いです。
そして①の場合と②の場合、上司への返事(行動)も変わってきます。
①ですと、ちょっと無表情で、「承知しました」(そのあと無言・・)とかになりそうですし、なんなら「なんで私なんですか?なんで今なんですか?」なんて詰め寄ってしまう人もいそうです。
②の場合は、上司もいろいろ大変で可哀そうに、、という憐憫の情を込めた微笑みで「承知しました。頑張りますね。」となりそうです。
この「上司からの依頼」という出来事のケースでは、何も意識しないでいると「上司が言った言葉」にわたしが脊椎反射のように「いやだな」や「がんばろう」という感情を即座にしているように見えます。 しかし、実は、そのわたしの反応はもっと細分化すると「出来事」ー「自分の受け止め方」ー「反応」というプロセスがある、らしいのです。
私たちは何か出来事に直面したときに芽生える”感情”は、その”出来事自体”が生み出すというよりも、”自分自身の受け止め方”が引き起こす 、という仕組みがあります。これをABC理論と言い、心理学者 アルバート・エリスが提唱しています。 ABCはそれぞれ、A:Activating event (出来事)、B:Belief (思考・信念)、C: Consequence (行動、感情)の頭文字を取っています。
この理論、よく考えてみたら、納得するところではあるのですが、そんなこと考えたこともなかった!
そして、講座の半分は同じ絵を見ながらグループでディスカッションするのですが、これまた面白い発見がありました。 5分ほど絵を見た後、絵を今度は見ずに、何が心に残ったかをそれぞれ話すのですが、これがまあ、人によって感じていること、思ったことが見事にバラバラ。
ここから言えるのは、同じ絵を見るという「出来事」に関して、個々の「受け止め方」が異なるので、それぞれの発言「行動」が異なるということです。
なるほど~!!
よく人の気持ちになって考える、って言うじゃないですか。
私、よく私だったらこう思うから、きっとこうしてあげたほうが嬉しいだろうな、って思って行動することがあるんですが、この「私だったら」の想定は、自分と全く異なる「受け止め方」をされる方には、まったく嬉しくない行動だったりすることがある、ということです。そういや、相手の反応が過去に微妙だったことあったな・・ あれは、そういうことだったか、と今になって思うんですよね。
講座では、大事なのは自分の傾向、そして相手の傾向を把握すること。どういう「受け止め方」をするか、そこを理解してコミュニケーションするのが大事そうです。
おっと、長くなってまいりました。
まだまだ講座ではいかに自分にとっての地雷を意識するかとか、興味深いテーマがあったのですが、それはまた機会があれば書いてみたいと思います☆
